2019/07/17

少し時間が空いてしまった。

陽炎が見えるほど暑い昼時、
干からびかけたヒトデと、
海草が熱気を帯びて乾くような
そんな匂いが漂っていた。

海から遠ざかると山が近づき、
蝉の鳴く声が近くなる。


ヤドカリと拾ってきた二枚貝は、暑くなって
水槽の中で死んでいた。
その後、どうしたかあまり覚えていない。
花壇に埋めた気もする。


昔々のおはなし。