2020/12/24
冬至の日は素晴らしかった。
何もかもが輝いていた。
1秒1秒を大切にできた気がした。
また、来年もそのような時間が過ごせることを祈りつつ、
また、海から離れていくことを惜しみつつ、電車に乗って帰っていった。
友人と話をする。
人を観察する。
場所に息づく心を見る。
外に出ると、今にも雪が降りそうな天気だった。
樹氷の街
中学生の頃の友人が泣いたのを覚えている。
その時もこんな天気だった。
時に距離感の取り方はとても難しい。
昨日ははっとさせられた。
自分と似ている人だからこそ、そこを突かれると、
「あ゛~もう!君ってやつは!!!」
となってしまう。
別に嫌だとか、うっとうしいとか、そういう感じではなく、
心の底からそれを受け入れることができてしまうことに、
戸惑いがあった。
以前、愛着という話を聞いていたからかもしれない。
伝えようかどうしようか迷って、時間をおいてから伝えることにした。
その間の時間と言ったら、あ゛~もう!自分というやつは!
きっと相手も同じように感じているのだろう。
そして、自分の発した何気ない部分で
「もう、きみってやつは!!!」と思い、
自分ってやつは!!!!と思ってるんだろう。
そういう細かな違い、すれ違いが時として面白く、
だからこそ、いずれぱたりと会わなくなるかもしれないことを切なく思う。
きっと同じことを感じているのだろう。
ここまで近いと、もはや何か運命的な物すら感じるが、
それは、互いの経緯を含めて互いに許容できず、
だからこそ互いに友達でいることを選んだことを嬉しく思う。
感受性は時として肉体を殺し、心を生かす。
理性は心を殺し、肉体を生かす。