2019/04/14

ここ数年、目まぐるしい日々を送ってきた。
それこそ、「日記を書く」という習慣をすっかり忘れる程に目まぐるしかった。
3回ほど転居し、職も同じぐらいに変わり、
付き合っていた彼女はいつしか妻になり、身内が一人亡くなり、古いことは思い出せなくなり。

そんな目まぐるしい日々を過ごしていたのだが、
ふと、数日前、とても忙しかった日の翌日、
意図せず取っていた休日、
ぽっかりと時間が空いてしまった。

そこで、近くにあった珈琲屋に行くことにした。
その珈琲屋には、転居して間もない頃に一度行ったっきりになっていた。

別にサービスが悪かったとか、珈琲が美味しくなかったとか、そういったわけではなく、
単純に珈琲屋の開いている時間に通りかからなかっただけなのだが。

そんな珈琲屋に入って、アイスコーヒーを飲みながら、何気なく携帯を見ていたら、
どのような経緯か分からないが、以前書いていたブログにたどり着いていた。

長く書いていなかったのだが、ブログサービス終了のお知らせがページの先頭にあり、
あぁ、ブログサービスが終わるのかぁと
ぼんやりと思った。

ふと、その当時よく見ていたブログは今はどうなっているのだろうと気になり、訪ねてみれば、
つい先月の頭に記事が投稿されていた。

先月の記事から遡ること数年分、
僕は一気に記事を読み終えた。

すべて読めたわけではないが、
たどれるところまで読みきった。

そして、その後日記を書こうと思った。
何故か分からないが、このまま放っておくと何もかもが消えてしまう気がして、
その時思っていたことや、感じたことが全てセピア色に色付けされ、
風化してうやむやになってしまう気がしたからだ。

別に、消えてしまっても構わない、そう当時は思っていた。
だからぐたぐだと、時に赤裸々に日々の物事を書いていたのだが、
こう、「消えるのでどうにかしてね♥️」というお知らせを見ると、改めて「あぁ、なくなるんだなぁ」と思い、
また、当時の自分の感情の波を懐かしくも思い、
改めて、日記を書こうと思った。


話が遡るのだが、ブログを書いていた人によせて、
そのうち物語のような、あるいは写真のような、追憶のような、そんなものを書くかもしれない。
また、古い自分のことや夢の話を書くかもしれない。

なにはともあれ、とりとめのない感情やイメージを週に1度程度の頻度で更新していこうかと思っている。