2021/05/11

海に行きたい。

海をぼんやりと眺めていたい。

 

生きていくことと生活することは、別なことはわかっている。

居心地の良さを求めることは、必ずしも生活につながらず、

自分の中の相反する感情に戸惑いを覚える。

 

余程、何かを余らせているのだろう。

あるいは何かが圧倒的に枯渇しているのか。

 

時々、わからなくなる。

自分が求めているのは、何なのか。

 

時々、わからなくなることもわからなくなる。

自分に必要なのは、何なのか。

 

心のままに生きるということは、周囲から見れば支離滅裂で、

しかし、その支離滅裂な具合が、心地よくかつ自分を苦しめる。

 

もし、叶うのであれば、どこか誰も居ないところでひっそりと息を引き取りたい。

誰にも邪魔されず、何にも気を遣わず、本能と自然のままに消えてしまいたいと。

 

 

何かを得るということは、何かを失うということである。

何かを失わずして何かを得ることができないのであれば、

何も欲しくないとすら思う。

 

自分にとって自分の何が不要なのか。

不要なものを交換条件として提示したとき、何が得られるのか。

不要なものの交換ですべてが成り立っているというのであれば、

見返りを求めないことこそが真実なのかもしれない。

見返りの無いものこそが真実なのかもしれない。

 

そこをどこまで信じ続けることができるかが、

全てなのだろうと思った。