2019/06/27

遠く、雷は鳴り響き、
空を見上げれば、とても深く、青かった。

蝉の鳴く音、ベットリとした空気。

さっきまで何処に居たのかわからなくなるほど眩しかった。

夏至の日は長く、夏の近づきを感じさせる。
日が、ゆっくりと沈んでいき、早々と顔を出す様は
どこか暇をもて余した少年に似ている。
そう思った。

夏至冬至は、大切に過ごそうと以前から心がけている。
今年は大切に過ごせただろうか?
夏至の日を過ぎてから、振り返る。


夏至の日が近づくと、友人の住んでいた街を思いだし、懐かしく思う。

ドライブや花見、釣りにもよく行った。
その頃は、何故かわからないが、互いに訳もなく未来は明るい気がしていた。
全て思うがままにうまくいくと思っていた様に思う。

外は雨が降っていた。