2021/01/25

不思議なことに、僕は今喫茶店にいる。

コーヒーを飲んでいる。

 

最近、いやだいぶ前から自分の感情がわからなくなることを感じている。

悲しいのか、嬉しいのか、あるいは何か別の感情を感じているのか。

 

「乞食と馬」というお話を読んだ。
馬になつかれた乞食は、お金を恵んでもらえなくなるばかりか、
怪訝な目で見られるようになり、最後は馬にむしろまで奪われてしまう。
しかし馬は何の悪気もなく乞食になついていて、
別の街へ行こうとする乞食の後を突いてくる。

あの様子、感情は時々僕も感じている。
言葉にならないから出せないだけで。
何か、自分の深い部分にどうしようもなく横たわっている。

 

自分の感情を時々疑う。
自分では、嬉しいと思っていても、よく見ている人からは嫌がっている様に見えることがあるらしい。
そういう時、僕は本当はどうしたいんだろうか?と自分自身を疑う。
そうしたいのかしたくないのか、わからないとき、YESあるいはNOと答えるのは簡単なことだけれど、果たして本当にそれが自分の気持ちを表しているのか、
あるいは、そう言わされているだけなのか、もしくは何か相手に対して依存しているだけなのか、わからなくなる。

 

わからないまま生きている。