2021/02/05

連日で日記を書いている。
そんな自分に驚き、またそのことで生きることを楽しんでいる自分を認識する。

 

人と人との関係に名前を付けると窮屈になる。
だから関係性に名前を付けるのはやめようと思った。

関係性に名前を付けだすと、その関係性の枠からはみ出る自分を許せなくなる。
自分は自分だ。改めて思いなおす。

昔、誰だったかに言われた記憶がある。
人は苗字ではなく名前で呼びなさいと。
そういうことなんだと思った。

 

漂うことは、流れることではない。
皆、関係性に名前を付けたがるのは、確証が欲しいからなんだと思う。
その関係性に精神的に依存する。そのことで、精神の安定を保つ。
また、そういう関係性の流れの中で、自分自身を型にはめてしまう。
みなすべからく淋しいものなんだと覚った瞬間だった。

流れに身を任せているものからすると、それはわがままの様に写ったり、
或いは嫌みの様に感じて排除したくなるものなのかもしれない。
それこそ、流浪の民だと。
ただ、流されているのは、あなたたちの方だと、僕は思う。

 

午後8時に閉店を迎える飲食店を出て、電車に乗る。
電車のは西へ行き、どこかで引き返して東に戻る。
現代日本に生活するジプシーは終電まで電車に乗って往復を終える。